マイノリティ・リポート
- 2016/10/29
- 13:24
「マイノリティ・リポート」

早くも映画界の巨匠、スティーブン・スピルバーグの登場です。
今更スピルバーグなんて、と思うかもしれませんが、SFといえばな映画です。
あらすじ
西暦2054年のアメリカには、アンダートン(トム・クルーズ)率いる犯罪予防局が、犯罪を未然に防いでいた。
"プリコグ"と呼ばれる三人の予知能力者の脳内を覗き、罪を犯す前の人間を捕まえる。
その予知は絶対で、たとえまだ罪を犯していなくとも、犯したものとして処罰されます。
犯罪予防局設置から6年。殺人事件は0、犯罪件数も90%減という驚異的な結果となった。
そんな折、アンダートンが殺人事件を起こすという予知が出て、犯人として追われることに…。
自らの未来を探る過程で現れた「マイノリティ・リポート」の謎に迫る。
SF映画の醍醐味は、「こんな未来あるかも」「あったら面白い」と思わせるようなアイデアだと思います。
その点、この映画は冒頭から観客を楽しませてくれます。
犯罪予防局のデモンストレーションとでもいうように、"プリコグ"の仕組みを教えてくれます。
"プリコグ"ありきの物語ですが、その根幹がすでに面白い未来、なのです。
そうして、未来に対しての期待と希望を抱かせておいて、アンダートンの容疑から徐々に、
世界に対する不安をあおってくるのです。
その鍵となるのが、題名にもなっている「マイノリティ・リポート」。
プリコグから名前が出た時点で、いうなれば殺人鬼とみなされる世界で、自分の名前が出ると焦りますよね。
「やってねえよ」や「証拠がないだろう」が通用しないのですから。
逃走の中にも面白い未来が潜んでいます。
①網膜認証
電車に乗るときさえも網膜を調べられ、その人がどこにいるかすぐにバレてしまいます。
アンダートンがそれをどう切り抜けるのか、少し衝撃的なシーンもあります。
②ヴァーチャルリアリティ
今話題のVRですが、この映画ではゲームセンターのようなところで倫理的に問題のありそうなVRを楽しんでいます。
①②どちらもすでにあるものですが、2002年にどれだけ想像できたものしょうか。
近未来のシステムに対する面白さばかりに触れましたが、
しっかりとサスペンス、アクションもしておりますのでご安心ください。
何よりも面白いのは、プリコグの予知にて幾人もの犯罪者を捕まえてきたアンダートンが、追われ、システムの欠点を暴くところでしょう。
それにより、今まで捕まえてきた犯罪者、例えば冒頭の男が本当に捕まえられるべきであったのかに疑問が湧いてきます。
犯罪はその性質上、起きてから動くのが主流ですが、それでは一向に減りもしません。
この映画は、その事実に対する壮大な「もしもシリーズ」なのかもしれません。
時間:146分
制作:2002年
出演:(役柄*主な出演作)
トム・クルーズ(ジョン・アンダートン*ミッション・インポッシブル、オブリビオン)
コリン・ファレル(ダニー・ウィットワー*トータル・リコール、クレイジーハート)
サマンサ・モートン(アガサ(プリコグの一人)*ジョン・カーター)
実は、最近テレビドラマ化して話題になった本作。
ドラマでは、映画のその後を描いているようで、とても気になります。
そちらに手を伸ばすのも面白いですね。

早くも映画界の巨匠、スティーブン・スピルバーグの登場です。
今更スピルバーグなんて、と思うかもしれませんが、SFといえばな映画です。
あらすじ
西暦2054年のアメリカには、アンダートン(トム・クルーズ)率いる犯罪予防局が、犯罪を未然に防いでいた。
"プリコグ"と呼ばれる三人の予知能力者の脳内を覗き、罪を犯す前の人間を捕まえる。
その予知は絶対で、たとえまだ罪を犯していなくとも、犯したものとして処罰されます。
犯罪予防局設置から6年。殺人事件は0、犯罪件数も90%減という驚異的な結果となった。
そんな折、アンダートンが殺人事件を起こすという予知が出て、犯人として追われることに…。
自らの未来を探る過程で現れた「マイノリティ・リポート」の謎に迫る。
SF映画の醍醐味は、「こんな未来あるかも」「あったら面白い」と思わせるようなアイデアだと思います。
その点、この映画は冒頭から観客を楽しませてくれます。
犯罪予防局のデモンストレーションとでもいうように、"プリコグ"の仕組みを教えてくれます。
"プリコグ"ありきの物語ですが、その根幹がすでに面白い未来、なのです。
そうして、未来に対しての期待と希望を抱かせておいて、アンダートンの容疑から徐々に、
世界に対する不安をあおってくるのです。
その鍵となるのが、題名にもなっている「マイノリティ・リポート」。
プリコグから名前が出た時点で、いうなれば殺人鬼とみなされる世界で、自分の名前が出ると焦りますよね。
「やってねえよ」や「証拠がないだろう」が通用しないのですから。
逃走の中にも面白い未来が潜んでいます。
①網膜認証
電車に乗るときさえも網膜を調べられ、その人がどこにいるかすぐにバレてしまいます。
アンダートンがそれをどう切り抜けるのか、少し衝撃的なシーンもあります。
②ヴァーチャルリアリティ
今話題のVRですが、この映画ではゲームセンターのようなところで倫理的に問題のありそうなVRを楽しんでいます。
①②どちらもすでにあるものですが、2002年にどれだけ想像できたものしょうか。
近未来のシステムに対する面白さばかりに触れましたが、
しっかりとサスペンス、アクションもしておりますのでご安心ください。
何よりも面白いのは、プリコグの予知にて幾人もの犯罪者を捕まえてきたアンダートンが、追われ、システムの欠点を暴くところでしょう。
それにより、今まで捕まえてきた犯罪者、例えば冒頭の男が本当に捕まえられるべきであったのかに疑問が湧いてきます。
犯罪はその性質上、起きてから動くのが主流ですが、それでは一向に減りもしません。
この映画は、その事実に対する壮大な「もしもシリーズ」なのかもしれません。
時間:146分
制作:2002年
出演:(役柄*主な出演作)
トム・クルーズ(ジョン・アンダートン*ミッション・インポッシブル、オブリビオン)
コリン・ファレル(ダニー・ウィットワー*トータル・リコール、クレイジーハート)
サマンサ・モートン(アガサ(プリコグの一人)*ジョン・カーター)
実は、最近テレビドラマ化して話題になった本作。
ドラマでは、映画のその後を描いているようで、とても気になります。
そちらに手を伸ばすのも面白いですね。
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